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夏電車その3=昭和43年・花巻電鉄 [昔の今日のスナップ]

昭和43年の夏、父親と2人、初めて東北の電車撮影に行ったときのお話しをいたします。

ちょうど42年前の今日、8月3日のこと。上野からの夜行で着いたのは朝の花巻駅でした。 

夏電車その3・馬面電車の花巻電鉄へ花巻s43-01.jpg

(1=花巻)国鉄の駅裏に広がる電車の車庫、列車から降りて目に入ってくるこういう風景は、ドキドキわくわくします。馬面電車はすでに現役では無かったのは残念!

この時は父と私で、カメラをとっかえひっかえ(カラーとモノクロ)で撮影したのですが、ネガが一部見つかりません。整理した御紹介が出来ませんので、ムード本意で楽しんで戴きたく・・・

花巻s4308-11モノ.jpg (2=花巻) 鉛温泉まで行く軌道線の電車、馬面電車が走っていたのはこちらですが、このとき走っていたのはやや膨れっ面なポール電車。

(3・花巻) 花巻温泉行きの鉄道線もホーム向かい側から発車。こちらはそれなりの大きさですね。花巻s4308-09モノ.jpg

(鉄道線も終点まで往復して写真も撮りましたが、やはり軌道線の方が魅力的でした。)

(4・5=西公園付近) トレーラーを牽いて、花巻を出発、しばらくすると未舗装の併用軌道になります。つげ義春の旅行劇画のワンカットのようです。花巻s4308-12モノ.jpg花巻s4308-02.jpg

やがて花巻の裏町を抜けて、田舎道の端を、山の温泉に向かって、ごとごと走っていきます。

(6・7・8=山ノ神付近花巻s4308-05.jpg花巻s4308-03.jpg

夏雲・鎮守の森・わらぶき屋根・・・今や記憶も曖昧ですが、確かにこの空気を味わったのです。

花巻s4308-06モノ.jpg

(9=度平温泉付近) 山の温泉近くで撮影しました。1時間近く待ってやってきた電車は貨車つきのミキスト!・・と思ったら温泉旅館の送迎バスに見事カブられました!花巻s4308-04.jpg

山は更に深く、緑は濃く、空は高い・・・東北の夏のなかを、砂ボコリとともに電車は走りました。

(10=西鉛温泉) 宮沢賢治の童話「なめとこ山の熊」にも出てくる鉛温泉、温泉街のはずれの終点は1本の突っ込みホーム。トレーラーを手前の駅においてきた電車はポールを半分おろし、惰力で下り勾配を戻って行きました。花巻s4308-07モノ.jpg

こんな電車が昭和40年代まで残っていた事は奇跡に近く、間に合って良かった!と思うのです。

42年の時の流れは、この景色をどう変えているのでしょう。


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コメント 12

manamana

今日も貴重なお写真ですね。
たくさんの電車が走っていますが、
もうバスやマイカーに客足を取られ、
がらがらだったのでしょうか。
by manamana (2010-08-03 06:18) 

む〜さん

軽便が好きだ好きだと言う割りに腰が重く、東北は、全くの未踏の地でした。はっと、気が付いて時には、既に遅し!軽便は全滅・・・嗚呼!
中でも一番魅力的だった花巻、惜しいことでした。二番目が小坂かなあ・・・。変な形式記号の貨車が沢山いました。
そんなわけで、雑誌書籍出しか見たことの無い花巻、素敵な画像、感謝です。なかでも、道祖神(・・・・かな?)を前景にした(6)が好きです。四つ切くらいにプリントしたら最高だろうなあと思いました。
昭和40年、つい先日って感じですが、もう45年経ってるんだなあ・・・(感慨)。
by む〜さん (2010-08-03 10:26) 

Junior

花巻駅のプラットフォームがやたらと長いって事は、昔はそれなりの輸送需要があったって事なんですね。
んで、軌道線=オヘソライトってお約束・・・分かり易い。
by Junior (2010-08-03 16:13) 

suzuran6

軒先すれすれに電車が走ってゆくのは圧巻ですね。
兄が購入していた鉄道ファン誌などで見たことはありますが、
ココまで「地域密着型」とは‥
貴重な写真ですね。
by suzuran6 (2010-08-03 17:16) 

のり

本当に貴重な写真ですね。先日、BSの「レールのあった街」で、花巻電鉄を放送しておりまして、大変興味深く拝見させていただきました。まことに素敵な電車ですね。
by のり (2010-08-03 20:07) 

nexus6

垂涎の画像です !!!
常々鉄模のジオラマ(*)で作りたいと思っているのが、こういう情景なのであります。 しか~し!! 工作力も勿論大切なのですが、こういった情景をリアルに再現するには知識と観察力が必要であ~る と痛感しているのでした。 そんな小生にとって、これはまさにお宝画像です。
(*) 最近ではジオラマじゃなくて、ダイオラマとか言うんですね。
by nexus6 (2010-08-03 21:02) 

しおつ

馬面電車、車内は混んでいなくてもぎゅうぎゅうでしょうね。
未舗装の道路、わらぶき屋根との組み合わせ、のどかさに感激です。
by しおつ (2010-08-03 21:56) 

やまびこ3

こんばんは。
貴重な写真を公開していただき、ありがとうございます。
未舗装の道路の脇を走る電車に藁ぶき屋根の民家。美しい風景ですねえ。子供のころ見た福島がこんな感じでした。
by やまびこ3 (2010-08-03 21:58) 

Cedar

皆様!コメントありがとうごいます。
■manamana様
このときに見た限りでは、そこそこにお客さんはありましたね。やはり道路の整備がまだまだ、だったのでしょう。
■む~さん様
私が体験した軽便電車の中でもいちばん、印象に残っているのが花巻です。神社のカットは自分でも気に入っていて、暑中見舞い葉書に使ったこともありました。
■Junior様
当時でも鉄道線は最高4連(MTTTT!)まであったようです。軌道線のほうは勾配がきつくて、山の入り口の駅でトレーラーの切り離しをやっていたようです。
■suzuran6様
地域密着~うまい表現をされましたね。(4・5)のあたりなどホントにぎりぎりでした。しばらく前には此処に交換設備があったらしいですから驚きです。
■のり様
8月になったらこの写真をご覧に入れようと思っていました。記事中にも書きましたが、東北の夏の、この空気感はやはり強烈な記憶です。
■nexus6様
私もこの電車を模型化しようと思った事がありますが、その当時は小形の動力が無くあきらめました。今ならNゲージの下回り流用で作れますね。ダイオラマ(!)用品も出揃っていますね。
■しおつ様
未舗装の道路を走る電車もいつのまにか消えてしまいました。やはり此処には行っておいて良かったと、しみじみ思います。
■やまびこ3様
こういう日本の美しい景色が消えてしまったのがなんとも残念です。福島の電車もこのときに訪ねたのでした。そのネガが見つからない!(汗)

by Cedar (2010-08-03 22:54) 

はーさん

花巻電鉄軌道線を丹念に撮られており、本当に貴重な画像と思います。
未舗装の道路をわらぶきの民家を背に走るシーンなどは正に昭和40年代とは思えません。
うまずら電車は昭和38年に訪れた時も車庫の中で、営業はしていませんでしたが、車庫の外でカラーで撮られたのは良かったですね。
小生も昭和38年訪問の画像をHPに入れておりますが、余り、良い写真はありません。
東北地方には面白い鉄道がたくさんありました。
 秋田中央交通
 羽後交通
 仙北鉄道
 仙台鉄道
 秋保電鉄
 福島交通軌道線
これらは特にユニークでした。
でも、昭和30年代後半に廃止されたものもありましたので、Cederさんを待てなかったもののあるかもしれません。

by はーさん (2010-08-04 10:47) 

Cedar

はーさん様
リストアップしていただいた東北の私鉄で、たずねたことがあるのは、福島交通軌道線だけです。秋田中央・秋保電鉄などは待ってくれませんでした~残念です。HPも画像は以前拝見し、ちょっぴり悔しい思いをいたしました。
by Cedar (2010-08-04 13:06) 

岡部正章

貴重な写真ありがとう御座います、花巻電鉄のデハ55をスクラッチで製作
しますHOナローですキットのデハ3も製作します、今度11月3日に
大沢温泉日帰りで、その後松川温泉に宿泊です。
公園のデハ3もみに行きます。
近畿模型車輌製造 岡部正章
by 岡部正章 (2013-10-14 15:22) 

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