So-net無料ブログ作成

天然色の「夏なんです」、その6(花巻電鉄・鉛線昭和42年8月) [映画・音楽]

今年の夏は「天然色の夏」と題して、昭和の夏電車風景をカラーで見ていただいてますが、今回は、まずこの下のリンクをクリックしてください。目を閉じて流れてくる曲を聴いているうちに、昭和の夏景色が浮かんでくるはずです。

http://www.youtube.com/watch?v=4fiYrsYYT2c

風街ロマン.jpg拙ブログ<昔音楽&昔鉄>で以前にもご紹介(※)した’70年代日本のバンド「はっぴいえんど」の「夏なんです」という曲です。

http://cedarben.blog.so-net.ne.jp/2011-11-04(※)

Cedarがこの曲を初めて聞いたのは大学生になった昭和45年くらいだったと思います。風景を音楽でこれ程イマジネーション豊かに表現できるとは!とびっくりしたのです。s42花巻鉛05R.JPG(1)            そして、そのときに頭に浮かんできたのは、高校時代に訪れた花巻電鉄鉛線の夏景色でした。撮影は昭和42年8月(以前見ていただいた画像も含んでいます)

心に響く・心に染みる音楽っていうのは最近とても少ない・・・単に自分の気持ちだけを押し付ける最近のJ‐pop楽曲には、心象風景を描くことでテーマを相対化・普遍化する力が無い、だから結局後の時代に残らない~と爺は思うのです・・・

s42花巻鉛01R.JPG(2)

(著作権の問題があるかも知れないのですが、画像キャプションに替えて、この名曲の歌詞を記しました=問題あれば、すぐ削除いたします)

s42花巻鉛04R.JPG(3)

田舎の白い畦道で

埃っぽい風が立ち止る

地べたにペタンとしゃがみこみ

奴らがビー玉はじいてる

ギンギンギラギラの

太陽なんです


ギンギンギラギラの

夏なんです

s42花巻鉛11R.JPG(4)


鎮守の森はふかみどり

舞い降りてきた静けさが

古い茶屋の店先に

誰かさんとぶらさがる

ホーシーツクツクの

蝉の声です

ホーシーツクツクの

夏なんです


s42花巻鉛03R.JPG(5)s42花巻鉛06R.JPG(6)

空模様の縫い目を辿って

石畳を駆け抜けると

夏は通り雨と一緒に

連れ立って行ってしまうのです

モンモンモコモコの

入道雲です

モンモンモコモコの

夏なんです



日傘くるくる ぼくはたいくつ

日傘くるくる ぼくはたいくつ
s42花巻鉛09R.JPG(7)

「夏なんです」の詞と曲を味わいつつ、ほぼ半世紀前の東北で出逢った田舎電車の夏風景をみていると、あの夏確かに体験したのに思い出せない<夏の空気の匂いや、埃っぽい風の熱さ>までが蘇ってくる気がします。

まさに「天然色の夏」なんです・・

s42花巻鉛08R.JPG(8)

それでは昭和42年真夏の花巻、去って行く電車とともに、「天然色の夏」シリーズもこれで最終回と致します。

s42花巻鉛12R.JPG(9)

日傘くるくる ぼくはたいくつ

日傘くるくる ぼくはたいくつ

http://www.youtube.com/watch?v=4fiYrsYYT2c

↓今回、ブログランキングに参加しました。よろしくお願いします。


人気ブログランキングへ


nice!(14)  コメント(22)  トラックバック(0) 

nice! 14

コメント 22

EF510-230

この町並みにはこの電車はとても近代的なものに見えます。土埃がなんともいえません。
by EF510-230 (2012-08-29 11:04) 

狂電関人@昼休み

Cedarさま

メロディーも良いですが、ホント歌詞と先輩の写真がメッチャ
シンクロしていて、ジーンときました。

鳥居と石像、藁葺の家、砂利道と木造家屋・・・

こんな時代にタイムスリップしたくなりました。

良い写真ぞろいで眼福です。
by 狂電関人@昼休み (2012-08-29 12:55) 

maipenrai

音楽と画像のシンクロ、まさにそのとおりですね。はっぴぃえんども素晴らしいけど、Cedarさんの写真も素晴らしい。
 こんな写真と音楽を使って、スライドショーでも作ってみたいな、と思ったこともありますが、著作権云々以前に、そんな使い方に耐えられる自分の写真はないことに気づき、挫折(苦笑)。
 楽しませていただきました。
by maipenrai (2012-08-29 19:00) 

hanamura

日本?日本!あぁぁ凄いモン見た気がします。
by hanamura (2012-08-29 21:12) 

伊豆之国

>天然色の夏
>はっぴいえんど
そのメンバーだった、かの小澤イチロー氏と同郷の大瀧詠一氏、その今から30年ほど前のヒット曲に「君は天然色」というのがあった(某清涼飲料のCM)記憶が…。
町並みの写真、いかにも雪国といった風情がありますが、こうした家は今どのくらい残っているのでしょうか…。

「軽便の電車」というと、2年前の夏に乗った三岐鉄道北勢線。近鉄時代だった30数年前に乗ったときは、車両にもこうした「いかにも軽便」といった風情がまだまだ残っていたのですが…。
by 伊豆之国 (2012-08-29 22:29) 

Cedar

■EF510-230様
実際には電車も古びていました。
■狂電関人@昼休み様
お褒め戴き恐縮です。~こういうの1度やってみたかっただけなんです・・・
■maipenrai様
爺の昔は良かったという自慢話ばかりでは飽きられる、と思ってやってみました。スライドショーにしてYou Tubeかニコ動にUPしようか?と思ったのですが、やり方がさっぱり分からない(笑)のです~
■hanamura様
今見ると凄いかも知れませんが、当時は捨て去られる寸前だったわけで・・・

★nexus6様
★モボ様
★nd502様
★フジトモ様
★あるまーき様
★denta60様
★あおたけ様
nice!ありがとうございます




by Cedar (2012-08-29 22:43) 

Cedar

■伊豆之国様
>天然色の夏
>はっぴいえんど
そのメンバーだった、かの小澤イチロー氏と同郷の大瀧詠一氏、その今から30年ほど前のヒット曲に「君は天然色」というのがあった…。
ま、マズイ~すべてお見通しではないですか・・・このシリーズのラストはこの記事で、と決めていたのです。

当時の花巻電鉄は、ただひとつ残っていた「軽便トロリーライン」でしたね。


by Cedar (2012-08-29 22:52) 

のり

何という凄い風景でしょう。こんな道端を走る電車、日本全国にあったのですね。遠い時代に消えてしまった風景と言えるのでしょうね。
by のり (2012-08-29 23:06) 

Cedar

■のり様
バス並みの輸送力の電車が生きていけた時代最後の頃です。

このときすでに電車と並行する道は舗装工事の準備中でした。それは電車の役割が終わる前触れでした。
by Cedar (2012-08-29 23:43) 

利きゅう

未舗装の道路を埃を舞い上げながら走る電車・・・素晴らしいです!
特に混合列車!!

自分が生まれる前に消え去って行った鉄道や車両たちに、憧れが募るばかりです。

土埃のせいで汚れているのか、花巻電鉄の塗装ってイマイチ分らないんですよね。グレーと赤の塗り分けの写真も見ますし・・・。
by 利きゅう (2012-08-30 00:13) 

Cedar

■利きゅう様
昭和は「遠くなりにけり」~て言うか「とっくに無くなりにけり」ですね。

花巻の塗装、このカラーは良く再現できてる気がします。
しばらく前に見ていただいた鉄道線の塗装が塗りたて状態→汚れてくるとこの写真の色になる。

グレーと赤は最後の頃一部あったようですが、大半は廃止までこの色だったようです。

★シュウチャン様
★プント様
nice!ありがとうございます

by Cedar (2012-08-30 06:14) 

京阪快急3000

「はっぴいえんど」というアーティストの曲は、以前有線放送で聴いた事があります。

たしか「日本のロックの嚆矢的存在」と聞いています。

その頃聴いていたはっぴいえんどの曲の歌詞と、当時の花巻鉄道のお写真をシンクロさせるなんて・・・。

著作権云々より「すばらしいアイディア」だと思いました。

花巻鉄道の当時の風景も素晴らしいです。

見事な記事、ありがとうございました。
by 京阪快急3000 (2012-08-30 07:34) 

Cedar

■京阪快急3000様
「はっぴいえんど」は日本語をロックのリズムにどう乗せるか?という試みやってたグループで、学生には人気がありましたね。

情景描写、シーンが浮ぶ、そんな音楽は最近流行らないですが、鉄写真のBGMにはそんなのが相応しい、と思います。


by Cedar (2012-08-30 09:31) 

はーさん

花巻電鉄軌道線の未舗装道路の端の併用軌道を走る張り上げ屋根、ノーシル・ノ―ヘッダの全金属製電車は周囲の風景から見るとやたらに近代的に見えますね。
この線には道路の幅が狭いので、幅わずか1.6mの「馬ずら電車」が走っているので、有名でした。
Cederさんが行かれた4年前の昭和38年に訪れましたが、既に引退し車庫に居りました。
 http://6.fan-site.net/~haasan55/Hanamaki.htm
この時はお金がなかったようで、モノクロばかりでしたが、カラー写真を拝見し、当時の色を思い出しました。
by はーさん (2012-08-30 11:30) 

Cedar

■はーさん様
私が行った時も、馬面電車は事業用で車庫の前に停まっていました。
或いは撮影し易くしてたのかも?
サイトは何度も拝見しました。
中央花巻が終点だった頃の面影は、Sカーブになった西花巻のホームに偲ばれました。
by Cedar (2012-08-30 19:03) 

Chitetsu

日本の懐かしい田舎の夏景色とはっぴいえんどの歌詞…
う〜ん、凄くイメージが重なりますね。
蝉の鳴き声と砂利道を行く電車。
あと何日かで夏休みはおしまいな少年の夏…
なんて勝手に妄想が広がっちゃうお写真と文章と感じました。
拝見して暑さにへこたれそうな頭の風が吹いた気がしました。
by Chitetsu (2012-08-30 19:07) 

Cedar

■Chitetsu様
>あと何日かで夏休みはおしまいな少年の夏~
うーん、分かりますその気分!

福島と花巻の昭和42年電車風景は、自分の中で特別な記憶であります。


by Cedar (2012-08-30 22:34) 

Cedar

★サットン様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2012-08-31 22:05) 

京葉帝都

木々の緑が濃い急斜面の山と岩が露出した崖は日本ではないような光景に見えました。茅葺き屋根と電車の組み合わせには驚きました。“はっぴいえんど”は当時の日本の大人っぽいロックの中心に位置していましたね。AOR(Adult Oriented Rock)の範疇に入るかどうか分かりませんが。“はっぴいえんど”の影響を受けたと言われる名古屋の“センチメンタル・シティ・ロマンス”がまだ現役なのには驚きました。
by 京葉帝都 (2012-09-01 11:28) 

Cedar

■京葉帝都様
この景色を今見ると、東南アジアの田舎のようですね。
はっぴいえんどは解散後、メンバーは様々に活躍してましたが、みんな還暦過ぎた爺さんです。
センチメンタルシティロマンスが現役とは知りませんでした。

by Cedar (2012-09-01 15:24) 

triguraf

驚きました。

花巻電鉄については、色々と調べたり、地元の方のお話も聞いておりましたが、ここまで美しいカラー写真で見せていただけるとは、感謝という言葉しか浮かびません。
写真のキャプションは無くても、全てが伝わってきます。

特に驚いたのは、トレーラ車の後ろに貨車まで繋いでいる事。
トルクの無い電車だったと聞いていたので、こんなに牽引して走っていたんですね~!

久々に「蔵出し」の記事を堪能させていただき、ありがとうございました。

by triguraf (2012-09-07 22:25) 

Cedar

■triguraf様
過分なお言葉ありがとうございます。
花巻の電車は「間に合ってよかった電車!」の国内ベストワンです。
昭和40年代とは思えない景色の連続、自分がその場にいたことすら分らなくなるくらい昔のことです。
by Cedar (2012-09-08 01:27) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0