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鉄とエロについて、その2(鉄な監督のエロい芸術映画) [映画・音楽]

また日本映画の鉄シーンです。昭和45(1970)年公開の『無常』~R08.JPGR03.JPGR02.JPG
(1~3)ウルトラマンなどで有名、かつ鉄としてもそこそこ有名。実相寺昭雄監督のエロエロ芸術映画です。
なので、1年半ほど前にUpして好評(?)だった『鉄とエロについて』※・・の続編ということで・・・。
http://cedarben.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08

TBS時代から突拍子もない映像で物議を醸していた(一部では熱狂的支持も!)実相寺監督。鉄ヲタとしても知られていました。

ふる~いTMS特集シリーズとかで名前が載っていて、『ひょっとして?』と思ったらやはりそうでしたし・・


R34.JPG(4)晩年には鉄をめぐるエッセイなども書いていました。路面電車ファンとして雑誌などにも登場してましたね。

はてさて、鉄な監督のエロ芸術映画とは?(例によってストーリーは省略・・)。

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舞台は琵琶湖近くのとある旧家。

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(6・7)近江商人ゆかりの古い集落を貫いて、新幹線0系が走ります・・・。旧いものを切り裂き、我関せずと通過していく~おなじみのメタファーですね。R06.JPG

お話は因習的な旧家の中で展開する近親相●をメインにしたドロドロエロエロ・・それをゲージツ的?(もったいぶった、とも言います)なカメラワークと、意味ありげな音構成でドロドロ描くのが実相寺流

(8〜11)仏像とエロシーンのカットバックなんか、今観るとやっぱり笑っちゃう・・・。R17.JPGR16.JPGR26.JPGR27.JPG

 

(12・13)
R29.JPGR33.JPG

やたらにワイドレンズ使って無常感を掻き立てる(?)~映画というよりCMやヴィデオクリップの映像っぽい〜やはりTBS出身ですから・・こういうのがハンチクな映画好き学生などには受けたのでした。

(14・15)
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仏像にのめりこむ主人公の虚無的でインモラルな振る舞いに、周りの人すべてが振り回されていくのも笑っちゃいますが、そんなむちゃくちゃなお話も、当時は充分芸術的に感じたものでして…。
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(16)主演はマサカズさんの弟の一人、田村亮と、11PM(懐かしい)のカバーガールだった司美智子~そういえば仏像顔です。

イタリアの映画祭でグランプリ(~ま、首相が淫行しちゃうエロ大国のイタリアですから!)獲ったり、1970年のキネ旬ベスト5に選ばれたり・・あの頃ってエロが芸術だった時代ですかね?

 

てな話は置いといて・・、琵琶湖東岸の鉄風景が印象的に使われています。


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(17)ロケ地のメインは足土城趾辺りらしいですが、鉄シーンは近江鉄道、五個荘駅周辺です。

(18・19)
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都会の風を巻いて通過する新幹線vs.古い日本の対比を。この駅に象徴させてるようです。
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(20)懐かしの0系が吹っ飛んでいくタイミングが絶妙です。架線や高架の造りが今よりシンプルですねえ。

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(21・22)近江鉄道も車内・車外が登場します。走り去る電車は元京急400のショーティ改造車R11.JPG
(車内と走りの形式が違うのは、いつもながらのことですが・・)


Cedar撮影画像もどうぞ。昭和47年1月の近江鉄道~この映画にインスパイアされて(!)下車した五個荘駅近くの愛知川(えちがわ)での撮影です。

(23・24)
近江s4707拡大.JPG近江s4714拡大.JPG


(25)新幹線ももちろん撮っています~0系同士のすれ違い!近江s4709.JPG



映画の後半~主人公のエゴの犠牲になった人物が新幹線に飛び込み自殺、というシークエンスで登場するのも、愛知川橋梁のようです。

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(26〜29)

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当時はこんなカットも普通に撮れたんですね〜線路においそれと近寄れない今では考えられません~ 下回りが隠れてしまう防音壁もまだありませんし。今では飛び込み自殺なんて無理?

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(30)新旧の対比を際立たせるという点で、新幹線沿線に古い集落の風景が残っていたこのあたりを選んだのは、さすが鉄監督実相寺さんですねえ〜 近江鉄道と新幹線の対比も鉄ならでは?


Cedarも負けじとこんな写真を米原で〜

近江商人ならぬ近江湘南と、白い帯の0系。

image.jpg(31)


R13.JPG(32)

この映画のせいで新幹線が米原を過ぎ、このあたりの集落を抜けるたび、あの屋根の下のどこかで今頃はドロドロ~なんて妄想したりして・・・馬鹿ですね!

R31.JPG(33)ゲージツ的エロ気分?とちょっぴりの鉄気分を味わいたいなら、この映画どうぞ~ちょっと重厚長大で疲れるかもですが・・・

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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コメント 27

エロエロわんわん

ホント、70年代、エロこそがゲージツでしたよねえ。
なんでやろ?
新幹線の施設ってこんなに変わったんだー!
ずーっと同じだとばかり思ってました。
by エロエロわんわん (2015-03-27 06:46) 

hanamura

新幹線カッケー(かっこいい)なぁ!もぅ!
鉄道もエロも好きですがぁ・・・ゲージツが分かりそうも無いです。
新幹線カッケー(かっこいい)なぁ!もぅ!
by hanamura (2015-03-27 07:09) 

EF510-230

超マイナーな近江鉄道が出てくるなんてさすが実相寺監督。西武もどきの電車にしびれます。
by EF510-230 (2015-03-27 09:14) 

ひでほ

エロと鉄道が鑑賞できるとは、見応えありそうですね。
by ひでほ (2015-03-27 10:36) 

狂電関人

Cedarさま

へぇー、実相寺監督すごいの作ってたんですねぇ。
新旧対比でこのエリアを選んだのはさすが鉄って感じですね。
北國街道沿いの古い家並みや近江鉄道の渋い駅舎など今でもそそられます!
やっぱ、武骨なスクエア湘南フェイスが近江鉄道の顔ですよね!
撮れなかったのが残念です。
追伸、昨日は突然のご対面で・・・(笑)近々ガード下あたりで飲り
ましょう!
by 狂電関人 (2015-03-27 11:07) 

Cedar

◼︎エロエロわんわん様
エロネタだと即コメント!ありがとうございます。
そうなんです!今の新幹線の過保護な線路とのあまりの違いにビックリしたのはCedarも同様でした。
0ケー時代の新幹線に戻して欲しいなぁ。
◼︎hanamura様
新幹線がほんとにカッケーと感じたのはこの時代です。
エロ、鉄道(最近の新幹線は〜?)、そしてゲージツ!みんな好き好き!
◼︎EF510-230様
実相寺さんは、この映画と同じ場所でSEIKOのTVCMも撮っていて、0系のパンタと架線のスパークや近江鉄道の駅が印象的に登場します。
超マイナーとメジャーの組み合わせは印象的ですね。

★AKI様
★あるまーき様
★やまびこ3様
nice!ありがとうございます

by Cedar (2015-03-27 11:15) 

Cedar

◼︎ひでほ様
そうですよ〜、DVDが絶版でなかなか出会えないのが困りますけどね。
◼︎狂電関人様
実相寺さんは、このあと映画では鉄は趣味に封じて、エロ一筋に走ったのが残念でした。
鉄道と風土に絡めたエロ大作を期待しましたが〜
あ、帝都物語あたりは路面電車ファンらしい拘りが見えましたね。
追伸の件承知しました。
by Cedar (2015-03-27 11:24) 

サットン

近江鉄道の高宮駅から新幹線を眺めていたことがあります。
スパークを散らしながらカッ飛んで行く新幹線は幻想的でもありました。
片や2両で黙々と走る近江鉄道・・・偏屈爺さんが「そんなに急いで・・・」と
愚痴っているようにも見えました。
これからこの付近を通るときには家々の風景にドロドロが重なって見えて
しまいそうです(笑)
by サットン (2015-03-27 11:33) 

Cedar

◼︎サットン様
近江鉄道と新幹線は高宮駅あたりから、かなり長い間並走します。
新幹線の築堤のせいで景色が損なわれるので賠償金請求した、という話もありました。
さすが近江商人の末裔、西武グループだと思ったものです。
そんな集落でドロドロが!?
by Cedar (2015-03-27 12:32) 

Cedar

★gunpulunner様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2015-03-27 12:33) 

Chitetsu

実相寺監督といえばウルトラマン、ウルトラマンと言えば私は何と無く新幹線に結びつきます。
実相寺監督って最初は外務官僚だったんですね〜
by Chitetsu (2015-03-27 12:39) 

Cedar

◼︎Chitetsu様
ウルトラマンと実相寺さん、テレビより映画!だったCedarはよく知りません。
なんだか由緒正しい家柄らしいですね、そういう家に有りがちな放蕩息子?
by Cedar (2015-03-27 13:49) 

モハメイドペーパー

 モノクロでやや(かなり)ローキー、ワンカットが妙な長い、そんな映画がゲージツぽかったんですね。ヌーベルバーグなんてのが幅を効かせていたのもこの頃でしょうか。
by モハメイドペーパー (2015-03-27 21:03) 

伊豆之国

近江鉄道には、短い区間ですが乗った経験があったことはだいぶ前の記事で書き込んでいたのですが、近江の国は知る人ぞ知る仏像の聖地としてその方面では有名だそうです。人口当たりのお寺の密度は日本一、国宝の数でも京都・奈良に次ぐ数があるそうで、特に「観音様巡り」はファンが多く、名高い大寺院から村々の小さなお堂にある隠れた名作まで、種類も表情もいろいろとがあって、飽きが来ないのだそうです。
20年余り昔の「仏像巡礼」の道中では、長浜以北が中心だったことと、交通が不便な箇所が多いため専らタクシーに頼ったので、近江電車に乗ったのは彦根から多賀大社参りの区間だけでした。
その近江鉄道から、ついに吊り掛け電車が定期運用から消えた、というニュースが飛び込んできたようです。埼玉西武近江商人お得意の「鬼改造」の珍名車・220型のあの爆音も、普段はもう聞けなくなったのですね…。
by 伊豆之国 (2015-03-27 21:26) 

Cedar

◼︎モハメイドペーパー様
モノクロもワンカット多用も、結局金が無いせいです。このエロ大作もあのATG配給ですからゲージツですよね。
フランスのヌーベルバーグに遅れること10年って感じです。
◼︎伊豆之国様
おー、やはり仏像の聖地なんですね。映画の主人公みたいなのがいても変ではない?
1970年代の近江鉄道はオール吊りかけでした。
by Cedar (2015-03-27 21:59) 

Cedar

★モボ様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2015-03-27 22:48) 

Cedar

★nd502様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2015-03-28 00:23) 

のり

いつもユニークな視点での映画鑑賞に感服いたしております。
映画の中には、意外にたくさん「鉄シーン」があるものなのですね。
本当に身近なところでは、「めし」の天神ノ森が忘れられません。
by のり (2015-03-28 06:52) 

Cedar

◼︎のり様
殆ど重箱の隅をつついてる、って感じでお恥ずかしいです。
鉄道が舞台の映画より、背景として効果的に登場する映画のシーンが印象的です。
by Cedar (2015-03-28 10:21) 

京葉帝都

紹介された「無常」という映画は難解そうですが、国内外の映画通には評価が高いのではないでしょうか。心理描写に新幹線を取り入れるあたりは、その時代を表しています。
古い街並は現在の東近江市五個荘金堂町(重要伝統的建造物保存地区)のような気がします。
主演女優は仏像顔とは言えどことなく玄人っぽさが漂って見えます。
聞いた話ですが、フューネラル産業(葬儀、墓石販売など)のある企業では、いかにも「御愁傷様でした。」と思わせる人相の人材が求められているそうです。
by 京葉帝都 (2015-03-28 12:50) 

Cedar

◼︎京葉帝都様
仰るように割と評価されてますねぇ。
Cedar的には理屈にならない理屈の押し売りが気になりますが、画面のムードやロケーションは好きです。
ラストのお話は納得ですね。
by Cedar (2015-03-28 13:29) 

Cedar

★arail206様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2015-03-29 16:39) 

Cedar

★ライト様
★とーる様
★さらまわし様
★あおたけ様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2015-03-29 23:01) 

Cedar

★coachman様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2015-03-30 11:48) 

Cedar

★Ujiki.oO様
nice!ありがとうございます

by Cedar (2015-03-31 01:23) 

道草人生

31番目の写真が素敵ですね。のんびりとした田園風景と地鉄電車、対して横切る新幹線の目の覚めるようなシャープさ。この映画は見ていないんですが、キャプチャーされているカットよりも新旧の対比がとても印象的です。
by 道草人生 (2015-03-31 08:11) 

Cedar

◼︎道草人生様
過分なお言葉ありがとうございます。
名古屋と大阪の間は関ヶ原があるせいか、新幹線沿線にしては古い景色が残っていましたね、実相寺さんもそこに目がいったのでは、と思います。米原駅も規模の割に町は小さいですし。
by Cedar (2015-03-31 11:05) 

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